お久しぶりです。
いや、ほんとにお久しぶりです。
久しぶりにふさわしい記事の内容といえば、やはりこれではないでしょうか。
「青春18きっぷ」!!!
そう、最近リニューアルしてやたらと世間を騒がせている青春18きっぷ。
その改悪…じゃなかった変更内容を見ていきましょう!
(すみません、山陰旅ブログもちゃんとやります。。。)
そもそも青春18きっぷとはなんぞや?
2024年夏期までの青春18きっぷは大体こんな感じ↓
・春・夏・冬に発売される、JR1日乗り放題切符!
・新幹線、特急を除くほとんどの電車やJRが運営するBRT、フェリーが対象。
・5枚つづりで12,050円(1回分2,410円)。
・1人で5日間使ってもよし、複数人で使ってもよし。
・利用期間はこんな感じ。
・春季:3/1~4/10
・夏季:7/20~9/10
・冬季:12/10~1/10
見てわかる通り、めちゃくちゃ便利でお得なきっぷです。
これさえあれば日本中(大体)どこでも行けます。(多分)
さあではこれがどんな感じに改あ…変わったでしょうか。
2024年冬からの変更点とは
変更点は大きく分けて6つ
・自動改札が利用可能に
・終電まで利用可能に
・5日間用に加えて3日間用発売
・北海道新幹線オプション券利用可能区間拡大
・複数人での利用不可に
・連続5日/3日のみ利用可に
では順番に見ていきましょう(ブチギレ)
【メリット①】自動改札が利用可能に!
今まで自動改札機が利用できなかった青春18きっぷ。
この度ようやく利用できるようになりました。
ちなみに今まではというと、
・有人駅→駅員さんに見せて通る
・無人駅→カメラ付きインターフォンで他の駅の駅員さんに繋ぎ、
きっぷを見せて改札を開けてもらう。
設置されていない場合はその駅では降りられません。(嘘です)
みたいな感じです。
インターフォンこんな感じのやつです。↓
(出典:https://www.jr-odekake.net/railroad/callsystem/kaisatsu.html)
何気厄介なのが、大きい駅だと改札も多く、偶然たどり着いた改札に駅員さんがおらず
ちょっと路頭に迷うやつです。
(筆者は特に不便はなかったですけどね。鶴橋駅でそんな状態に陥ってたりしてないですけどね。)
…とまあ非常に面倒でした。
駅員さん、利用者ともに手間が省けるという嬉しい変更。
これは単純に改善です。怒りゲージ0%。
【メリット②】終電まで利用可能に
一回分で丸一日利用可能な青春18きっぷ。
では一日の終わりはどこだったのか。
実は日替わり後に最初に到着する駅までが対象でした。
例えば岡山発の快速マリンライナー77号高松行き(最終電車)の場合。
この場合、植松駅までが当日の範囲内となります。
すなわち、目的地が児島駅の場合、植松駅-児島駅間の運賃200円が必要になります。
いえ、なってました。
しかし今回の変更により、日替わりに関係なく、その日の終電が運行を終えるまでが対象になりました。
そのため上記の場合、終点・高松まで課金なしで乗ることができます。
まあ東京近郊、大阪近郊の一部区間では今までも終電まで乗ることができていたらしいですが。。。
これも改善。怒りゲージ0%維持です。
【メリット③】5日間用に加えて3日間用発売
以前は5日間用しかなかった青春18きっぷ。
仕事などで多忙な人にとっては期間内で5日分利用するのは難しい、と感じる人も多かったはず。
そんな人にとっては3日間用の発売は嬉しいニュースではないでしょうか。
ただし、5日間用に比べて割高。(5日:12,050円、3日:10,000円)
自由度が(今のところ)上がっているっぽいので怒りゲージ0%。
(誰も知らなかった。。。実は今回の変更で自由度が下がっていることを。。。)
【メリット④】北海道新幹線オプション券利用可能区間拡大
北海道新幹線開通により、在来線が運行終了となった青函トンネル。
これにより、本州から北海道への陸路での移動は新幹線のみとなりました。
利用客「えっ、じゃあ青春18きっぷ買っても北海道⇔本州の移動できないじゃん!」
JR「いや、できるんだなこれが。」
ということで青春18きっぷと併せて発売していた北海道新幹線オプション券。
こちらの利用区間が変更になりました!
(変更前)奥津軽いまべつ⇔木古内
(変更後)新青森⇔木古内
見てわかる通り、青森側の奥津軽いまべつ-新青森間が対象となりました。
これかなりメリットが大きいんですが、理由は東京方面からの新幹線発着本数を見れば一目瞭然です。
・奥津軽いまべつ駅 : 7本
・新青森駅 :20本
単純に北海道に行けるチャンスが3倍弱になるということです。ええ、すごい。
西日本民からすると実感わかないですが、かなりの改善。怒りゲージは当然0%
【デメリット①】複数人での利用不可に
冒頭でもお伝えしたとおり、今までの青春18きっぷは5枚つづりで複数人での利用が可能でした。
利用例を挙げるとすると、
・1人で5日分旅行(1泊2日を2回、日帰り1回など)
・カップルで1泊旅行、残り一回は1人で日帰り
・友達や家族5人で日帰り旅行
などでしょうか。
そう、これがなくなったんです。ものすごく痛い。
Xのポストで見ましたが、北関東民が友達と日帰りでディズニーに行ったり、名古屋や姫路の人が家族で京都観光したり、といったニーズに応えられないという超絶特大デメリット(利用者目線)があるわけです。
まあ私は基本一人で5回分使うので特に何も思わない…と言いたいところだけど前に当時付き合ってた彼女と旅行したの思い出して萎えたので怒りゲージ40%です。
【デメリット②】連続5日/3日のみ利用可に
はい出ました。ぶっちゃけ青春18きっぷ変更に対する反感の約9割10分はこれが原因です。史上最悪の改悪です。郵政民営化より罪です。
今までは利用期間(春・夏は約50日間、冬は約30日間)で5回使用すれば良いというルールでした。このため「毎週末旅行行くぞ!今週は関西で来週は広島だ!」みたいなことができていたわけです。
そして今回。
連続…
連続…?
いや誰が使えるんですか。。。
中高生と社会人は無理ですね。前者はお金がないのと親が許可しなさそう。後者は単純に時間がない。
じゃあ大学生?結構行動力いるし、バイトとかの調整もいるような…?
じゃあシニア?シニアなら行けそうだな!なるほどシニア向けのきっぷかぁ~
…青春18とは。
この文章で伝わると思う、怒りゲージMAXです。(憤怒)
まとめ
今回の青春18きっぷリニューアル、メリットの多さをはるかに凌駕するくらいデメリットが大きいです。
これはかなり売り上げが落ち込むのではないでしょうか。
社会人がこの冬に青春18きっぷを利用するとなると、年末年始か年明けの3連休でしょうか。どちらにしても3日間用の購入になりそうですが。。。
JR側も今回のリニューアルは試験的なものと述べているようなので、来年春期は元に戻ることを願いましょう。まあ廃止の可能性もありますが。
あ、あと元に戻すとしても今回挙げたメリットはそのままで頼みますぜ…
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