この記事は、入社半年で設立1年以内のスタートアップ企業に転職した私の体験談を紹介しています。
入社すぐに転職したいという方、スタートアップへの転職を考えている方、上昇志向がある方はご覧ください。
内容は、私がスタートアップ企業に転職したきっかけやスタートアップ企業で働く苦労などになります。
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1章:スタートアップ企業とは
以下でスタートアップ企業について説明します。
スタートアップ企業の定義
スタートアップとは元々「新しく設立された企業」を意味する言葉です。
しかし今では色んな意味を含んでおり、スタートアップ企業の定義は、サイトや本によってバラバラです。
そのためスタートアップ企業といっても明確に定められているわけではありませんので、この記事では「創業から5年以内」かつ「従業員が30名以内」の企業をスタートアップ企業とします。
スタートアップ企業の特徴
スタートアップ企業に勤めている従業員として、スタートアップ企業の特徴を以下の3つにまとめました。
1. 裁量権が大きい
スタートアップ企業は、まだ事業規模が小さいため、従業員一人ひとりの裁量権が大きいことが特徴です。
自分のアイデアを形にしたり、新しいことに挑戦したりする機会が多いため、上昇志向が強い人や、自分の力で何かを成し遂げたい人には魅力的な環境と言えるでしょう。
私自身もスタートアップ企業に転職して最初のプロジェクトで、プロジェクトの一部の領域の責任者を任され、自分の力を存分に発揮することが出来ました。
2. スピード感がある
スタートアップ企業は、成長スピードが速いことも特徴です。
変化の激しい環境で活躍したい人や、自分のスキルやキャリアを短期間で磨きたい人には向いているでしょう。
私の会社も設立2年で売上が10億円を突破するほどのスピードがあり、毎月会社が変化しているため、会社のスピード感は非常に感じます。
3. 成長できる
スタートアップ企業は、成長過程にあるため、従業員一人ひとりの成長機会も豊富です。
新しいことに挑戦する機会が多く、自分のスキルやキャリアを磨くことができます。
将来のキャリアアップを目指す人や、自分の可能性を広げたい人には魅力的な環境と言えるでしょう。
私もスタートアップ企業に転職したことで、大企業にいたままではできない成長が出来ました。
特に自分で起業するためのスキルの一部分はスタートアップ企業に転職したからこそ得られたと思います。
2章:スタートアップ企業に転職した体験談
以下に私がスタートアップに転職した体験談を紹介します。
スタートアップ企業に転職したきっかけ
私は某有名私立大学を卒業後、メーカーで法人営業職として働いていました。
大手企業の安定した環境で働くことは、もちろん魅力的でした。
一方でもっと速く成長したいという思いが強くなり、よりスピード感のある環境で働きたいという思いから転職を考えました。
そして1番スピード感のある会社は「設立1年以内の会社」と考えていたため、設立間もない会社に限定して第二新卒枠で転職活動を行いました。
スタートアップ企業への転職の準備
スタートアップ企業への転職を検討し、以下の準備を行いました。
1.自分のスキルやキャリアを棚卸しする
まず私が行ったことは自分のスキルおよびキャリアを棚卸しました。
自分のこれまでの経験から何が出来るかを考え、それを踏まえてどのような強みを伸ばし、どのようなキャリアを進んでいきたいかを整理しました。
私の場合入社半年で転職したためスキル面で棚卸することはあまり無かったですが、将来のキャリアについては相当考えました。
2.スタートアップ企業の特徴をよく理解する
次にスタートアップ企業の特徴をよく理解しました。
スタートアップ企業に転職するメリットが大きい一方で、デメリットも大きいです。
そのためデメリットまできちんと把握することで、「本当に転職したいのか」や「自分にこの企業はあっているのか」などを時間をかけて考え抜きました。
3.実際に働いている人の声を聞く
これについて私自身はやっていませんが、やっておけばよかったなと反省しているので記載します。
実際に働いている人の声を聞くことで、自分の企業に対する認識と実際の企業のズレを解消することができます。
私の場合実際に働いている人の声を聞いていなかったため、入社当初は認識のズレが大きく、「すぐに辞めたい」と思っていたことを今でも覚えています。
スタートアップ企業で働くやりがい
スタートアップ企業で働くやりがいは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
1.自分のアイデアが企業の運営に反映される
スタートアップ企業は、まだ事業規模が小さいため、従業員一人ひとりの裁量権が大きいことが特徴です。
そのため、自分のアイデアを形にしたり、新しいことに挑戦したりする機会が多くあります。
そして自分のアイデアが実現したときには、とても大きなやりがいを感じます。
2.仕事のスピード感がある
スタートアップ企業は、成長スピードが速いことも特徴です。
そのため、スタートアップ企業の中の人もスピード感を持って仕事を進めていく必要があります。
意思決定の連続のため最初はスピード感の早さに戸惑うかもしれませんが、スピード感に慣れると達成感を味わうことが出来ます。
3.仲間との距離感の近さ
スタートアップ企業は、従業員同士の距離が近く、フラットな関係で仕事を進めることができることが特徴です。
そのため、仲間の大切さを実感できる環境があります。
私自身も仕事で困っているときは同期の人や先輩にミーティングの時間をもらい、解決策を一緒に考えてもらってます。
また役員の方と二人きりでご飯に行く機会もあり、会社のトップとの距離感の近さを感じることもできます。
4.トップの考え方を吸収できる
スタートアップ企業は、トップの方との距離感が近く、二人きりで話すことも多くあるのが特徴です。
そのためトップの「将来会社をどのようにしていくか」や「将来像を実現するために今何をすべきか」という考えに触れることが出来るのはスタートアップ企業で働く特権だと思います。
私自身も役員の方とご飯に行く際は、どのような考えで今の施策を打っているかを逐一質問するようにしています。
スタートアップ企業に転職した苦労
スタートアップ企業で働く苦労は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
1.給与が低い
スタートアップ企業は、まだ事業規模が小さいため、給与が低い傾向にあります。
また会社を成長させるためにマネージャー以上の役職の方を最初に多く入れるため、彼らの給料に資金が回ってしまい、若手の給料の上げ幅が少ないといったこともあります。
私の場合、給料は前職と同じでしたが、福利厚生などを差し引くと実質的にマイナスだと感じていました。
2.残業が多い
スタートアップ企業は、成長スピードが速く、人が足りていないため、残業が多い傾向にあります。
また残業することが美学とする風潮もあるため、ワークライフバランスを重視する方にはスタートアップ企業は向いていないと思います。
私の会社でも残業時間が100時間を超える方も多く、身体を壊して辞められる方もいらっしゃるので自分の健康を踏まえて転職するかどうか決めるべきだと思います。
3.会社が不安定
スタートアップ企業はまだ成長途上にあるため、業績の悪化、引いては倒産のリスクがあります。
また業績が悪化すると給料の低下や昇進のストップなど様々な悪影響が連鎖的に続きます。
私の会社でも業績が悪くなった年は昇給・昇進する方が若手でおらず、退職を決意する方も多くいらっしゃいました。
4.規則が整っていない
スタートアップ企業はまだ出来たばかりのため、内部の規則やルールが整っていません。
そのため何をするにしても基準がなく、またやっていることに一貫性が無い場合もあり、中には大企業では決して起こりえないことも行われたりします。
私の会社でも健康診断の費用が従業員負担であったり、税金を各従業員が払ったりなど会社のバックオフィス業務が機能していなかったことについては相当苦労しました。
3章:まとめ
スタートアップ企業は、まだ成長途上にある企業です。
そのため、給与が低い、残業が多い、会社が不安定といったデメリットもあります しかしそれらを上回るやりがいも数多くあります。
そのため、自分の力を試したいという方は一度スタートアップ企業への転職を考えてみてはいかがでしょうか。
スタートアップ企業への転職は、自分の可能性を広げるチャンスです。
ぜひ慎重に検討して、自分に合った企業を見つけてください。